「Wi-Fi6が速いって聞くけど、どんなルーターを選べばいいの？」
Wi-Fiの規格で最も高速といわれる最新規格の「Wi-Fi6」
この記事では、「Wi-Fi6」対応ルーターを選ぶ際のポイントとおすすめのルーター10台を厳選してまとめました。
自分の環境・予算に合った「Wi-Fi6」対応ルーターはどんなものなのか？探してみましょう！
おすすめ？Wi-Fi6とは？かんたん解説
Wi-Fi6とは、従来のWi-Fi5の次世代規格として2019年から開始されたWi-Fiの規格のことをいいます。
ひと世代前のWi-Fi5の最大通信速度が6900Mbpsであるのに対して、Wi-Fi6は最大9600Mbpsと約1.4倍の高速通信が可能なのが1番の特徴です。
その他の特徴として
- 回線の混雑に強い
- 複数の端末に同時に電波を送ることが出来る
- 繋いでいるスマホなどの消費電力を抑えられる
などの利点があります。
ちなみに「Wi-Fi6」は従来の「Wi-Fi 5」や「Wi-Fi 4」などの規格にも対応しているので、既存のWi-Fi子機とは従来規格を利用して通信可能です。
Wi-Fi6対応ルーターの選び方！おすすめポイント。ここを見るべき
それでは、「Wi-Fi6」対応ルーターを選ぶ際の”ここを見るべき”というポイントを4つ紹介していきます。
IPv6に対応しているか
まず、一つ目に確認すべき点として、ルーターが次世代規格の「IPv6」に対応しているかどうかです。
「IPv6」とはInternet Protocol Version 6の略で、インターネットプロトコルの今までの主流である「IPv4」に次ぐ最新の規格で国としても推奨しています。
https://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/ictseisaku/ipv6/index.html
「IPv4」との大きな違いは２つ。IPアドレスを割り当てられる数と接続方式です。
| IPv6 | IPv4 | |
| IPアドレスの数 |
約340澗個 | 約43億個 |
| 接続方式 |
PPPoE方式＋IPoE方式 | PPPoE方式のみ |
「IPv4」が機器に割り当てられるIPアドレスは約43億個に対して、「IPv6」は約340澗（かん）個で「340兆の1兆倍の1兆倍」の実質無制限といえる数です。
また、「IPv4」の接続方式は、ネットワーク終端装置を経由するPPPoE方式のみですが、「IPv6」はPPPoE方式に加え、直接インターネットに接続できるIPoE方式の2つの方法で接続が可能です。
これにより、通信速度が常に安定することで各段に速くなります。
メッシュWi-Fiに対応しているか
次に見るべきポイントは、メッシュWi-Fiに対応しているかどうかです。
メッシュWi-Fiとは、網目（メッシュ）のようにネットワーク機器がつながり合う通信形態のことをいいます。
通常のWi-Fiでは、接続台数やルーターからの距離、間にある障害物などによって電波が弱くなってしまうという弱点がありました。
メッシュWi-Fiでは、その弱点を補うために、Wi-Fiルーターの他に「サテライト」と呼ばれる専用の中継機を設置し、網目状のネットワーク空間を作ります。
サテライトを通じて、各部屋の隅々まで、電波を飛ばすことで、通信経路のどこかで障害が発生しても、障害地点を迂回して通信できるなど、まさに死角なしの通信状態を作ることが可能になります。
デュアルバンドとトライバンド
次に見るべきポイントは、そのWi-Fiルーターがデュアルバンドかトライバンドかという点です。
デュアルバンドとは、従来のWi-Fi電波である2.4GHzと5.0GHzの2つの帯域を使用する規格です。
トライバンドとは、デュアルバンドの２つの周波数に加え、異なるチャンネルの5.0を追加した3つの周波数に対応した無線LANの規格のことです。
今までよりも周波数の帯域が増えたことで、Wi-Fiや無線LANの電波渋滞を緩和し、通信状態を高い状態で安定させることができます。
アンテナの形状や本数
最後に見るべきポイントは、Wi-Fiルーターのアンテナです。
Wi-Fiルーターのアンテナは、商品により本数や取り付け場所などに違いがあります。
アンテナの数は「ストリーム数」ともいわれ、多いほど、通信速度がより高速になります。
また、アンテナの取り付け場所はアンテナが本体に内蔵されている「内臓型」、外部に装着している「外付け型」の2種類に分かれます。
どちらも電波の飛び方に優劣はありませんが、それぞれにメリットがあります。
内蔵タイプのメリット
- 余計な突起物がないので、置く場所を選ばず、部屋の雰囲気に馴染みやすい
- 小さなお子様やペットがいる家庭の場合、外付けタイプと比べて安全
外部アンテナタイプのメリット
-
アンテナの角度調整ができるので、それぞれの住居環境にマッチした電波の向きでWi-Fi通信ができる
Wi-Fi6対応のルーターおすすめ10選！
それでは、おすすめの「Wi-Fi6」対応ルーター10機を紹介します。
BUFFALO AirStation WSR-5400AX6S｜バッファローのプレミアモデル
電波強度を判断し、遠くまで届く2.4GHz帯と速度の速い5GHz帯の帯域切替を自動で行う「バンドステアリングLite」機能を搭載。手動で変更する手間がかからず、部屋中どこでも快適に通信が可能です。
| メーカー | BUFFALO | ストリーム数 | 6ストリーム |
| 推奨環境 | 戸建(~3F) マンション(~4LDK) | サイズ | 59×175×177mm |
| 周波数帯 | デュアルバンド | メッシュ機能 | 〇 |
| アンテナの種類 | 内蔵タイプ | IPv6対応 | 〇 |